top of page

エリオット波動から導き出される最終的な金相場の到達点

  • 執筆者の写真: 秀夫 小針
    秀夫 小針
  • 2020年9月11日
  • 読了時間: 2分

更新日:2020年9月22日

20220911


ドル建ての金相場が、最終的にどのあたりまで上昇するのか?…という議論が盛んだ。最近、金に関して分析し出版された書籍の中には、将来的に金価格は1万㌦まで上昇するという予想まで飛び出している。故に、足元の相場2000㌦はまで序盤であり、金価格が沸騰するのはまだこれからだという論調である。

本当にそうなのであろうか? 確かに金価格は1999年の安値を起点として一本調子の上昇となっており、今の時点で8倍を超える上昇率を記録しているものの、まだまだ値上がりが続く予感が濃厚である。

長期の金相場見通しの指針として、メリマンの相場予想がある。メリマン予想によると、金の長期サイクルは23.5年であり、今の相場は大勢上げ3波動の第3番目の波にあり、今後も相場が上昇することで、2022年には最終的に2300㌦近くまで上昇するという見通しを立てている。より正確には、2022年序盤に2285㌦±189㌦という見通し。しかし、相場すでに、この高値近くに達しており、この程度の高値で上昇相場が終焉するとは考えにくい部分がある。

別な見方としては、今の相場は、大勢上げ3波動の第2番目の波にあり、この第2上げ波動の最終的な高値として、3700㌦台まで上昇するという考え方である。この見方の背景には、第1上げ波動である、1999年8月の253㌦を起点として、2011年9月の高値1923㌦を第上げ波動する見方であり、この考え方を基本として今の相場を第2上げ波動として捉える考え方である。第1上げ波動の上げ幅が1670㌦であり、この上げ幅に対してエリオット波動から第2上げ波動の上げ幅を予測すると2700㌦となる。この第2上げ波動の起点は2015年12月の1045㌦だから、1045㌦+2700㌦=3745㌦という値が導きだされるのである。

最終的な第3上げ波動は、第2波動の上げ幅に対し、同じくエリオット波動で計算すると、4400ドルとなる。上昇の起点を仮に、2023年の安値2500㌦として想定すると、最終的に6900ドル、場合によっては7000ドル付近に達するという見方となる。参考までに、エリオット波動はフェボナッチ級数を基軸に考えられた理論であり、その理論は絶対心理として黄金比率として周知されている。


 
 
 

Коментарі


bottom of page